HOME > 過去記事 (GALLERY) > 令和元年 熱闘!取手カップ全国小中学生空手道選手権大会

令和元年9月8日(日)に第19回目となる当連盟が主催する「'2002インターハイ記念 取手カップ全国小中学生空手道選手権大会」が行われた。 その前日、7日の日には「取手カップ チャレンジカップ」という一日中、いろんな相手と何度も、何度も試合ができる大会も行われた。 この二日間で取手に集まった選手は、南は山梨県から。北は山形県からのべ1,000人を超える強豪選手、団体が集まった。 インターハイ記念の名に恥じぬすごい大会であった。
小林理事長の開会宣言から始まった本大会。 取手市長や、教育長、取手市議会議員、さらには国会議員まで激励に来ていただき、熱い、熱い戦いの幕が上がった。 選手宣誓をしたのは、当連盟に所属する新井塾の選手。 立派な選手宣誓だ。
毎年開催のこの大会ではあるが、今年、参加した選手たちは、なんかえらいレベルが高いと感じる・・・。 技の豊富さ、スピードの速さ、キレの良さ、これもやはりオリンピック効果なのか?・・・ そういえば、今年は茨城国体。 さらに来年には東京オリンピックが控えている。 「空手道」の競技のレベル自体が上がって来ているのをヒシヒシと感じている・・・今日この頃。
午前中は個人組手戦だ。 小学3年男子から6年男子なんて、7回勝って、やっと優勝できるほどの多くの人数が集まった。 レベルが高いわけだ・・・ その中で勝ち上がっていくのは至難の業だ。 他府県からやってきた選手たちは、取手に殴り込んでくるだけあって腕に覚えのある選手ばかり。 
取手の選手たちも、けっして弱いわけではない。 茨城県の中では、それなりに成績を残す選手ばかりだ。 それなのに・・・次々と敗退していく・・・本当にレベルが高い・・・。 しかし、そんな中でも勝ち残る選手がいる。 日々、道場でいっぱい汗を流している選手たちだもの。
前に、前に・・・相手の懐に一瞬で踏み込み、突きを放つ! 蹴りを飛ばす! 日々、道場で先生たちに怒られ、また優しく指導され、元気いっぱいに練習をしている取手の選手たち。 「頑張っている」なんて言葉では表せないほどの戦いを見せてくれるのだ。
午後になると団体組手戦が開始された。 3人制「先鋒、中堅、大将」の団体戦だ。 中学では公式選で団体戦があるが、小学生の公式戦では無い。 一昨年からは、幼年の部も開始された。 幼年、小学生の団体戦が戦え、見られるのも、この大会の魅力だと思う。
団体組手戦・・・それは、個人戦とは少し違う・・・自分が勝っても、負けてもチームが勝てば勝利となる。 それぞれがチームの為に戦う。 戦い方は個人戦と同じだが、その内容は、まったく違うのだ。 
先鋒は、チームに勢いをつけるために戦い・・・ 中堅は、良い流れを大将に繋げるために戦う。 大将は、チームの要だ。 チームを「勝ち」に導くために戦う。 試合直前、戦いに出る選手を、他の2人がその背中に気合を入れる。 「頼むぞ!」と言っているのか・・・ 「僕も続くから頑張れ!」と言って背中を叩くのか・・・
3人並んで、試合直前に「礼」をする。 僕の相手はどの選手だ・・・ 対戦相手を見据えて、睨む・・・。 いつも、練習を見てくれている先生たちも一緒に戦ってくれる。 うるさいほどのざわつきの音の中でも、先生の声や仲間の声、お父さん、お母さんの応援の声が聞こえる・・・一人で戦っているんじゃないんだ!
防具があるとはいえ、やはり試合は怖いもの。 殴られれば痛いし、蹴られればフラフラすることもある。 あてないようにコントロールするすることが必須ではあるが、一所懸命に戦っていればあたってしまうこともある。 勢いよく突っ込んで行けばカウンターが入ることも。 
試合には「勝ち」「負け」がある・・・どんなに頑張っても負けることがある。 今年の大会では、涙を見せる選手をよく見た。 頑張ったからこその「涙」。 痛くて泣くのか・・・悔しくて泣くのか・・・それとも・・・ 涙は、けっして悪いものでは無いと思う。 その涙は、次に繋がるためのものだから・・・
決勝戦は、決勝に出場する選手名と、団体名が整列の後に呼び出された。 出場する選手一人、一人の名前がコールされ、その選手が元気よく「はい!」と答えるびに会場じゅうから拍手と、応援の喝采。 本日最後の団体組手戦決勝戦が一斉に開始された・・・
どの選手も最後の気力を振る絞り戦う・・・決勝戦だけあって応援の声も一層激しいものとなる中、さすが決勝まで勝ち進んだチームだ。 その技の応酬は素晴らしいに尽きる戦いだ。 来年は、この決勝戦には各学年ともうちの選手たちが残ってくれると信じる。 そして素晴らしい戦いを見せてくれ!
7日の「チャレンジカップ」では写真を撮る暇がなかった・・・反省します・・・。 頑張っている選手たちの写真を撮影したかった・・・ せめてもの最後に撮った集合写真を掲載します。 本大会と合わせて、是非前日の「チャレンジカップ」も多くの選手たちの参加をお待ちしております。

試合結果表 令和元年 第19回取手カップ全国小中学生空手道選手権大会 大会結果表 <PDF70.6KB>

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