世界を相手に戦っていくための道のりは、厳しい。
外国勢との体格差を埋めるため、筋トレから始まり、走りこみなど下半身の強化とパワーを必要とされたが、前回の雪辱を
かけた3人の思いは、強く、厳しい稽古を続けた結果の世界一だった。 |
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清水由佳選手と後援会メンバー |
第17回空手道世界選手権大会 女子団体形 戦績 |
1回戦 日本 5-0 メキシコ
2回戦 日本 5-0 バミューダ
準決勝 日本 5-0 ブラジル
決 勝 日本 3-2 フランス 優勝!
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2004年12月25日 清水由佳選手は、金メダルを胸に取手に
凱旋した。 取空連選手一同、及び先生方後援会一同が集まり、
世界一の祝勝会が行われた。
祝勝会には、全日本空手道連盟のロゴマーク入りのブレーザー
をまとい、颯爽と現われた。 |
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<清水由佳選手のコメント>
「今年は、皆様には、いっぱい応援を頂き、ありがとうござ
いました。」から始まった、お礼とコメント。
「今年は、2月のアジア大会をはじめ、メキシコの世界大会
まで優勝させて、頂きましてありがとうございました。
今年は、空手を始めて13年目になります。 この13年を
振り返ると、人との出会いが、すごく恵まれていたと思い
ます。 最初は、空手をやりたくて始めた訳ではなかった
のですが、道場に通ううちに、良い先生方や良い先輩達
に会うために、道場に通っていたのを憶えています。
いつも先生や先輩達が口にしているのは、日本一、世界一
と言う言葉。 その言葉を漠然と聞いていた私が世界を
意識し始めたのは、椎名先輩が世界一になった時から
です。椎名先輩がとってもカッコ良く、優しかった。 |
優勝コメントをする 清水由佳選手 |
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椎名先輩を目指し稽古を続けてきました。 その椎名先輩が優勝した時、、形で優勝した選手に横山選手という方が
おりまして、その横山選手は、私より背が小さかった。 背が小さい選手でも、世界一になれるんだと頑張ってきました。
そして、今年、22歳になって、金メダルを手に出来ました。 金メダルを手にした時は、とっても嬉しかったと同時に、
いの一番に取手の先生方や、先輩方に報告しにきたかったです。
沖縄の稽古では、以前 守空塾の方々に必勝コメントをいっぱい書いて頂いた扇子を部屋の一番目につくところに飾り
日々の厳しい稽古を頑張りました。 頑張れたのは、やはり、この扇子と、ナショナルチームの合宿よりきつかった土浦
日大高空手部の練習があったからだと思います。
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金メダルを胸に師匠である上妻先生とツーショット
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実は、世界大会の前に、ちょっとしたハプニングがありま
した。 それは、世界大会を戦っている時のお昼ご飯の
時、突然、銀歯が取れてしまいまして、痛むのを我慢し
ながら戦うしかないか・・・と思う反面、銀を捨てても、もっ
と良い物が手に入るよ・・・と言う神様からの言葉が届いた
と思いました(笑)。優勝できたのは、思い切って、この銀
歯を捨てたのが良かったと思います(大笑)。
優勝、世界一は、嬉しかったのですが、それよりも、前回
負けたフランスチームが、前回と同じメンバーで、私達も
同じメンバーで戦い、勝った、前回の雪辱を晴らした事が
一番嬉しいです。 前回フランスに負けた時は、形を説明
する分解が、ダメだったのは、わかっていたので思考錯誤
しながら稽古に励み、全日本で分解形をやらせて頂いた
のも、嬉しかった。
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今度は、茨城の選手と堂々と言える国体での個人優勝を目指し、頑張りますので、これからも、応援を宜しくお願い
致します。」 と言葉を締めた。
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取手市長とツーショット。おちゃめな所を見せる清水選手 |
お母さんとのツーショット |
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