少年部員たちにとって、平成19年初めての試合を向かえた、4月1日(日)。 ひたちなか市へ朝早くから、バスに乗り、今年一年のスタートを切る「日本空手道連盟勝武館本部長杯兼
北関東スポーツ少年団親善大会(通称 勝武館大会)」へ出発した。 結果、云々よりも、昨年まで白帯だった子や、現在白帯の子も、緊張の中、試合が始まる・・・。 |
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白帯の子、黄帯の子、この子たちにとっては、初めての大会出場の子もいるし、大会へエントリーしたものの、今までその恐怖に出場できなかった子・・・そんな子たちも、練習の成果や、
自分に負けない気持ちで、一所懸命に演武した。 一つ、一つ、おにいちゃん、おねえちゃんになって行く子どもたちのたくましさ、感服する。
自分の番が近づくたびに、子どもたちから緊張感が、われわれ大人に伝わってくる。「負けるな!」「頑張れ!」その緊張感の中、「じっと・・・」自分の番を待つ・・・。
団体競技スポーツとは違い・・・戦うは、己独り・・・。自分との戦い。 |
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他団体の知らない先生(審判)が5人・・・「じっと」自分を見つめる・・・会場中が、自分を見ている錯覚にとらわれる・・・自分以外の選手たちが、みんな強そうに見える・・・。
順番を待っている間、そんな不安と戦いながら、観客席にいるお父さん、お母さんを探す・・・。
自分の名前を呼ばれると、大きな声で返事をする。「はいっ!」。演武中は、無我夢中だろうと思う。今まで、一所懸命に稽古してきたからこそ、完璧な演武ができる。勝つのか、
負けるのか・・・喜ぶのか・・・泣くのか・・・。「勝ちたい・・・」 |
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午後に入り、組手の試合が始まる。 形とは、また違った緊張が走る・・・。 順番を待っている間に、自分に言い聞かす・・・「あれだけ 稽古したんだ・・負けるはずが無い・・・。」「怖くない、怖くない・・・」「突くんだ・・・蹴るんだ・・・全力で動くんだ・・・」 |
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さあ、自分の番だ! 「思いっきり行くぞ〜!」 意を決して、試合場に入る・・・。開始線に立ち、「礼!」 ぐっと、緊張感が高まる・・・。「やった、有効取った!」
「あっ・・・決められた・・・クソ・・・」 「まだまだ・・・」 試合中、子どもたちは、きっとこんなことを思っているんだろうか・・・。 |
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得点板が、眼に入る・・・。 「よし、勝っている・・・このまま・・・」 「1ポイント負けている・・・ちくしょ〜、思いっきり行くぞ!」「時間が無い・・・」 「もうだめだ・・・」 なんて誰も
思っていない。 最後の一秒まで、決して諦めない!
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「エイ!」「エイ!」と気合を出し、攻め続ける・・・。 気合を出せば、恐怖も吹き飛ぶ。「もう、思いっきりやるだけだ!」「勝った!やった!」
主審の手が、自分の方を上げている。一番嬉しい一瞬だ。 仲間たちも、大きな声で、応援してくれていた。 |
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「前に出るんだ。」 「下がらないぞ!」
「今だ!」 「ヤー!」 子どもたちの声が
ここまで聞こえる・・・。
朝早く出て、帰ってくるのは、もう夜・・・。
疲れたよね。 帰りのバスの中では、寝息
が聞こえる。
良いスタートを切れた子、もっと頑張らな
いと・・・っていう子、いろんな子がいるから、
子どもってすばらしい!
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全員で、試合前の合同稽古 |
今日の結果、トロフィーも賞状もいっぱいだ!良かったね。 |
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