平成19年夏休み最後の日9月2日(日)2002年に茨城県でおこなった 高校生の全国大会インターハイ、その記念大会取手カップ。普通の大会と ちょっと違うのが、組手だけしか行わない。 個人の試合はもちろんあるが、熱くなるのは団体戦。この日も最後まで熱かった。 |
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宣誓から始まった取手カップ。 取手の中学生たちが壇上に上がり、全員で基本練成は圧巻。 |
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試合が始まった。小学生の子どもたちにとっては、初めての子もいる団体戦。自分の勝敗が及ぼすもの・・・仲間の勝敗。
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この取手カップは、茨城県の選手だけではない。千葉からも、山梨からも強い選手たちがやってきた。勝ち残れるか? |
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一人が負けても、二人が勝つ。先方が勝つと「続くぞ!」と気合を入れる中堅、大将。自分が勝てばチームが波に乗る、先方は特攻隊長さながら。
先方が負けると、「俺が勝つんだ!」と気合を入れる中堅。自分が勝たないと、チームの勝利は無い。勝つんだ。 |
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大将決戦。それは、試合の大詰め。 チームの勝利のために力を込める。 大将はチームの要。 |
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全員が頑張っていた。勝って喜ぶチーム。負けて涙を見せるチーム。俺たちは、私たちは、精一杯やった、と心の中で叫ぶ。 |
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この夏は実に3大会目。県南大会、和道流大会、そして取手カップ。一試合、一試合、一大会、一大会子どもたちは成長していた。その大会の間も稽古を欠かさなかった。
夏休みの宿題、旅行、海、山、帰省、プール、花火、お祭り、忙しい中でも稽古を続けた。 |
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今年は暑い夏だったが、熱中症に倒れた子はいない。
猛暑の中、汗だくになりながら稽古していても・・・。逞しい子どもたち。
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敵チームの試合を「じっ・・・」と見据える。自分の相手は、強いのか?何が得意なんだ?試合を見ながら、先生たちに教わったことを思い出す。
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個人戦には無い、チームと言う仲間。自分の勝敗が、チームの勝敗へと繋がることを思い知る。そこに成長の一歩がある。 |
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「勝ってチームを勢いに乗せるぞ!」と背中を押される先方。「次は俺の番だ!」と気合を入れる中堅。「絶対勝つ!」と大将。 3人で戦っているんだ!
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個人戦は、自分の試合が終わると「終わった〜。」って感じ。 だけど団体戦は3人が終わるまで、決着はつかない。最後まで応援するんだ。 |
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自分が負けたら自分だけが悔しい・・・。それは個人戦。団体戦は違う。自分が負けただけではすまないプレッシャーの中で戦う。
自分が勝つと、みんなが喜ぶ。みんなが、自分を応援してくれている。「やるぞ〜。」 中学生たちの試合も始まった。 主役になるのは誰だ。 |
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今年は、小学4年生女子チームと、小学6年生男子チームが決勝まで生き残った。もう、この日最後の試合。 取手の子たちが、父兄が全員で応援の中、小学6年男子チームが登場の決勝戦。 |
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相手は、山梨県代表のチーム。取手の名をかけて、負けられないと気合を入れる3人。全員が応援していた。 背丈が、ぜんぜん違うデコボコチームなんだが強い。
先方は、小さいがスピードは抜群の選手。相手の懐に入るスピードで決勝を戦う。 |
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中堅は、バランス、センスを備え持つ選手。昨年も同じ対戦だったが、負けたのが去年のこと。今年は返り討ちだ!一進一退の攻防。
腰の入った中段突きが炸裂する。大将戦までもつれ込んだ決勝戦。大将は突進力で相手をなぎ倒す選手、この子も強い。思いっきり気合を入れる。
一本取った!あっ、一本取られた・・・。互いをゆずらない激しい戦いが続く・・・・・・・
引き分けだ。 1対1、1引き分けの引き分けで終わった。 判定にゆだねられる・・・
内容負け・・・あと、1ポイント差で負けた。惜しかった準優勝。
しかし、この3人の心の中には「また挑戦する。」というチャレンジ精神が芽生えた。
その頃、女子4年生チームも準優勝に終わっていた。
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